子どもの歯ぎしりが出たときの対応法|吹田 いぬい歯科クリニック|吹田市の歯医者

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子どもの歯ぎしりが出たときの対応法

こんにちは 吹田 いぬい歯科クリニック 院長の乾です。

「子どもが寝ているときにギリギリと歯ぎしりしている…」
そんな姿を見て心配になったことはありませんか?

大人の歯ぎしりは「悪習慣」や「ストレス性」と言われますが、子どもの場合は少し意味合いが異なります。成長の一過程で見られることも多い一方で、放置すると歯が削れたり顎や睡眠に影響が出ることもあります。

今回は、子どもの歯ぎしりが出たときの原因・家庭でできること・歯科での対応に加え、近年注目されている MFT(口腔筋機能療法)について詳しく解説します。


1. 子どもの歯ぎしりはなぜ起こるの?

① 噛み足りない

柔らかい食事が中心になりやすい現代の食生活。顎や咀嚼筋が十分に使われないことで、睡眠中に「噛みたい欲求」が歯ぎしりとして表れることがあります。

② ストレスや生活リズムの乱れ

保育園・学校・家庭環境の変化、不安や緊張などが引き金になって出ることもあります。大人と同じく、精神的な負担が歯ぎしりに反映される場合です。

③ 口呼吸・鼻づまり

口呼吸や鼻づまりで気道が狭くなると、睡眠中に呼吸がしにくくなります。その際、無意識に歯ぎしりをしてしまうことがあります。

④ 食べ物による粘膜の腫れ

アレルギーや食べ物による粘膜の腫れで気道が狭くなる場合も、歯ぎしりの要因になり得ます。


2. 放置していい?受診すべきサイン

子どもの歯ぎしりは一時的で自然に収まることも多いです。
ただし次のような症状がある場合は歯科受診をおすすめします。

  • 歯のすり減りがはっきり見える

  • 歯が欠けたりヒビが入っている

  • 顎の痛みやカクカク音がある

  • 睡眠中にいびきや無呼吸が見られる

  • 日中も口呼吸が目立つ


3. 歯ぎしりが出たときに家庭でできること(How to)

① 噛む習慣を増やす

  • シュガーレスガムを噛む

  • するめや根菜など噛み応えのある食品を取り入れる

  • 「一口で30回噛む」習慣を意識する

② ストレスケア

  • 寝る前の絵本や音楽でリラックス

  • 過度に叱らず安心できる時間を作る

  • 日中にしっかり体を動かすことで睡眠の質も改善

③ 呼吸の確認

  • 口がポカンと開いていないか

  • 鼻詰まりが続いていないか

  • いびきや呼吸の乱れがないか

これらがある場合は耳鼻科・歯科での相談が有効です。

④ 睡眠環境の調整

  • 生活リズムを整え、十分な睡眠を確保する

  • 枕や寝姿勢を調整して呼吸しやすい環境にする

⑤ 歯のチェック

  • 仕上げ磨きのときに歯のすり減りや欠けを確認

  • 変化があれば早めに歯科へ相談


4. 歯科医院でできること

  • 噛み合わせや歯並びの確認

  • **ナイトガード(マウスピース)**による歯の保護

  • **顎顔面矯正やMFT(口腔筋機能療法)**で根本的改善につなげる

  • 必要に応じて耳鼻科と連携


5. MFT(口腔筋機能療法)とは?

MFTは、舌・唇・頬など口周りの筋肉を正しく使えるように訓練する方法です。
歯ぎしりや口呼吸、お口ポカンなどは「舌や口の筋肉の使い方」に問題があることが多いため、MFTは子どもの成長期に特に有効です。

具体的なトレーニング例

① 口テープ

  • 寝ている間に口が開いてしまう子に、口テープで唇を軽く閉じる習慣をサポート

  • 目的:鼻呼吸の定着、口腔乾燥の防止、いびきや歯ぎしりの軽減

  • 注意点:鼻詰まりのあるときは使用しない

② ベロ鳴らし(ポッピング)

  • 舌先を上顎の「スポット」に当て、パチンと音を鳴らす

  • 目的:舌の正しい位置を覚え、舌圧を高める

  • 子どもでもゲーム感覚で楽しくできる

③ タッピング

  • 舌先でスポットを「トントン」とタップする

  • 目的:舌の安定した位置づけを習慣化

④ 「ういの口」体操

  • 唇を「ウ」とすぼめてから「イ」と横に広げる動作を繰り返す

  • 目的:口輪筋を鍛え、唇を閉じる力を強化

  • 口呼吸改善や発音にも効果的


6. MFTで期待できる効果

  • お口ポカンの改善

  • 鼻呼吸の定着

  • 歯ぎしり・いびきの軽減

  • 歯並びの安定(矯正治療後の後戻り防止)

  • 睡眠の質の向上や集中力アップ


7. まとめ

子どもの歯ぎしりは成長過程でよく見られるもので、必ずしも異常ではありません。
しかし、噛み足りない・ストレス・口呼吸や気道の問題などが関係している場合は、歯や睡眠への影響も考えられます。

家庭でできる対策は「噛む習慣を増やす」「ストレスを減らす」「呼吸をチェックする」こと。そして、必要に応じて歯科医院での相談やMFTトレーニングを取り入れるのが安心です。

歯ぎしりは「叱る」対象ではなく「観察して支える」対象
子どもの健やかな成長を支えるために、日々の小さな工夫を積み重ねていきましょう。

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