前歯の差し歯の寿命ってどれくらい?
投稿日:2024年5月12日
カテゴリ:院長ブログ
こんにちは いぬい歯科クリニック 院長の乾です。
本日は前歯の差し歯の寿命について説明させてもらいます。
差し歯は保険と自費のものがあります。
どれくらい持つのかについては明確な数字は言えません! なぜならいろんな要因が絡んでいるからです。
本人によるもの
噛み合わせ、噛む力、食生活、虫歯のリスク、ケアの上手い下手
その他
ドクターのスキル クリーニングなどのプロフェッショナルケアのスキル
などにより左右されます! なのでこれらが複雑に絡み合うので何年持つとは言えないわけです。
保険の差し歯に関しては2年間の保証期間が設けられています。
なので2年経てばやりかえられるし、寿命が来ても仕方がないということだと考えられます。
では自費の差し歯はどうでしょうか?
保険より桁が一つ上であり、できるだけ長く持たせたいので何年持つか気になりますよね?
上記の条件により全く左右されるので一概には言えませんが、有名な勉強会に行きスキルフルな先生を持ってしても「10年持たせることは容易ではない」とおっしゃっています。
しかしながら長く持たせる方法は存在します。
・しっかりとメンテナンスに通う
まずはこれが1番大切でしょう。 しっかりメンテナンスに行き、自覚症状がなくてもチェックしクリーニングしてもらう。これがまずは大切です!
そして衛生士さんやドクターのいうことをしっかり聞き、ホームケアもしっかり行なっていくこと、噛み合わせがとにかくきつい人はマウスピースなどを入れることが大切です!
余談ですがセラミック矯正などで無理矢理不自然な色のセラミックを入れている場合、ドクターは清掃性などより脱離を恐れ、不必要に連結した被せ物を入れることが多いです。
糸ようじ・フロスが入らないのでしっかり歯間ブラシにてケアを行なってください。
・食生活
やはりセラミックといえども食生活によっては境目が虫歯になったりします。
なので虫歯はお砂糖の量に比例するのでだらだら食べをやめましょう!
1時間半から2時間は間隔をあけ、甘いものを食べたり飲んだりした後はお茶かお水を飲んで、甘いままにしないことをおすすめします。
スポーツドリンクがぶ飲み要注意!!!
・ホワイトニング
自然な歯は年齢とともに黄色くなっていきます。食生活、タバコなどの嗜好品によっても左右されますが色は変化していきます。
前歯の差し歯が何本あるものかにもよりますが、セラミックに変化がなくオリジナルの歯が黄色くなっていけば差がどんどん広がっていきます。
なのでおすすめは差し歯を入れる前にホワイトニングを行い、定期的にホームホワイトニングで色を保つことが大切です。 内部からホームホワイトニングにて白くなった歯はすぐに黄色く戻ることはないです。なので色に関してはこれでコントロール下に置けるのです。
・歯茎の退縮
これも加齢変化のうちの一つとしてあります。
これに対しての対処法は
1、入れる際にドクターが歯ぐきのタイプを判断し、下がりやすい歯ぐきかどうかを診断しておく。
2、もし下がりやすいタイプなら歯ぐきの移植処置を行い下がりにくい歯ぐきにする。
3、もし少し下がってしまった場合でも、歯ぐきの移植処置にて再生させる。
という手順になります。移植処置を受け入れられない場合は仕方がないのかなと思います。
以上、前歯の差し歯の寿命について説明しました。他、わからないことがあればお気軽にご相談ください! では!
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