糸ようじと歯間ブラシは必要? どう使えばいいの?
投稿日:2018年1月26日
カテゴリ:院長ブログ
歯のクリーニングに行くと、フロス(糸ようじ)と通してくださいねと言われると思います。
歯ブラシだけでなく色んな補助器具があります。歯間ブラシと糸ようじはどう使い分ければいいのか。説明させてもらいます。
こんにちは いぬいです。普通の歯ブラシにも種類がありますが、それ以外の補助器具にも様々な種類があります。なぜそれらが必要かというと歯周病は歯と歯の間から進んでいきやすいです。そして歯ブラシで磨くだけなら43〜52%ほどしかその汚れは取れないと言われています。
平成22年国民健康・栄養調査における歯間部清掃用器具の使用状況では、歯間ブラシ 20.3% デンタルフロス(糸ようじ) 12.5% で、60代が最も使用頻度が高いのですがそれでも30%には達していませんでした。
12~13歳を対象としたWHOのデンタルスロスの使用状況はアメリカやニュージーランドは50%を超えていますが、日本では4%しか使用していないとのことです。使用率は年々、増加しているがまだまだ普及しきれてないのが現実です。
主な補助器具はデンタルフロス 歯間ブラシ タフトブラシです。
フロス
歯と歯の間を清掃するのに最適で、歯と歯の接触している部分は虫歯ができやすい部分であり、その部部のお掃除に有効です。 歯の深い部分まで優しくいれて、歯にそわしながらギコギコ動かして汚れを落とします、両方の歯に行ってください。 アメリカでは Floss Or Die といわれるくらい、糸ようじが大事だとされています。
歯間ブラシ
はぐきが下がって歯と歯の間にすき間が空いてる人にオススメです。歯ブラシとフロスの併用より、歯ブラシと歯間ブラシの併用の方が汚れがとれるとされていますが、歯と歯の間の部分は糸ようじも使ってお掃除してください。サイズに関しては少し抵抗感があるくらいが適していると思います。あまり頻繁にするとさらに歯ぐきが下がる為、特に前歯の当たりは要注意です。
タフトブラシ
生えてる最中の歯や、少し顔を出している親知らず、奥歯の奥側など歯ブラシで磨きにくい所に使います。これらは腫れやすかったり、虫歯になりやすい歯なのでタフトブラシをつかってしっかり磨くことがたいせつです。
これらの補助器具にも様々なサイズ、種類があり患者さんのお口の状態によって、使い方なども様々です。
かかりつけの医院のドクターや衛生士に相談ください。当院では歯ブラシやこれらの補助器具の種類や使い方を指導させてもらい、処方箋のような形で患者さんに提供させてもらいます。
■ 他の記事を読む■