乳歯が赤いけど大丈夫？

こんにちは　いぬい歯科クリニック　院長の乾です。

本日は乳歯が赤くなっているけど大丈夫？という疑問にお答えします。

こんな感じですね。

びっくりしますよね！でも大丈夫です。これは乳歯がもうそろそろ抜けるサインなのです。

乳歯が抜ける時のシステムについてまず説明します。

この図のように、乳歯が生え変わる際は下から永久歯が出てきます。

そして永久歯が接している部分は歯が溶けてきます。

だから抜けた乳歯は根っこが溶けていてぐらぐらしてくるのです。

こんな感じですね。

逆に乳歯がうまく溶けてくれないと根っこが残ったままなので永久歯が生えてきてもぐらぐらしません。

この右みたいな感じですね。そうなれば自力での抜歯は拷問なので歯医者さんで抜いてもらいましょう！

話を戻します。

なので赤くなっているのは乳歯の根っこがとけて、歯の中にまで歯茎が満たされているからその色を透かして赤く見えているのです。

なので赤くなっている歯は基本的に抜けやすいので抜いてしまいましょう！

他の変色は？

赤い変色以外での変色は

・赤黒い

　茶色とも取れるこの色は主にぶつけて神経が死んでしまった場合に起こる変色です。

基本的に経過を見ますが、腫れたり痛みが出てくると根っこの治療をしなければなりません。

・白い

これは虫歯ではないのですが、弱くなっている状態です。

なので削る必要はないのですが虫歯にならないように注意しましょう！

高濃度のフッ素などで回復を図っていきます。

色が変わっているから不安になりますよね！　お気軽に相談してください！　では！