歯周病って見た目でわかるの?
投稿日:2023年7月15日
カテゴリ:院長ブログ
こんにちは いぬい歯科クリニック 院長の乾です。
本日は、歯周病治療に関して見た目でわかるのか?という疑問にお答えします。
ズバリ わかるところもあるが、割と厳しいです。
では、解説していきます。
そもそも歯周病ってどんな病気なの?
まず歯周病とは歯茎が腫れる病気ではなく骨が溶ける病気なんです。
このように見られる歯ぐきの中は実はこうなっているんです。
大体、歯茎の3ミリ下に骨があるのですが歯と歯ぐきの間のポケットの深さで歯周病の進行度合いを測ります。4ミリを超えていれば歯周病という診断を下します。
こんな感じですね。
そして、歯周病が進むということはこのように中の骨が溶けています。
歯ぐきも腫れていますが、どれだけ骨が溶けているかわからないのです。
なので外から判別するのはかなり難しいです。
もう少し説明します。
例えばこの歯ぐき、かなり腫れていますがどれだけ骨が溶けているか、わかりませんね。
単に歯茎が腫れているだけなのか、その下の骨まで溶けているのか。
また歯の周りの骨が全て溶けているのか、外側の骨だけ溶けているケースも全然あります。
なので、先程説明した歯周病の検査、そしてレントゲン写真を定期的に撮ることがかなり重要になってくるわけです。
歯周病を疑う項目
歯周病を疑う項目はあります。
・歯茎からの腫れ
・歯茎からよく出血する
・歯茎を押さえたら膿が出る
・口臭がする、あるいは指摘される
・歯が長くなった気がする
・歯が揺れてきた
・食べ物が詰まりやすくなった
・最近、暑いものや冷たい物がしみやすくなってきた
いかがですか? 見た目以外にもこれらの症状がありませんか?
これらが当てはまる方は歯医者さんに相談するのがいいと思います!
歯周病になりやすい人
歯周病にかかりやすい人はいます!
・喫煙者
・歯磨きが苦手、あまりしない人
・妊婦の方
・糖尿病を患っている方
・歯並びが悪い人
・中高年
・歯ぎしり・食いしばりが強い方
この辺りは要注意です! 特に糖尿病。
糖尿病が悪くなると歯周病も悪くなり、歯周病が悪くなると糖尿病も進みます。
なので歯周病治療を行うと糖尿の数値が改善されてくるので特に糖尿の方は定期的なメンテナンスが必須です!
保険適応ですから、定期的に歯医者さんに行くことをおすすめします!
綺麗で、自分の歯で生涯噛めるように一緒に頑張っていきましょう! では!
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