セラミックの歯が叩くと痛い!なぜ?
投稿日:2024年3月29日
カテゴリ:院長ブログ
こんにちは いぬい歯科クリニック 院長の乾です。
本日はセラミックの歯を叩くと痛い!という疑問についてお答えしたいと思います。
歯が痛い原因は?
入れた直後起こる痛みとなればセラミックは種類にもよりますが、被せ物となると割と切削量が多いです。
神経が生きていると神経が過敏になっていることがあるのでしみたり痛みが出たりすることはしばしばあります。
あとは神経が生きていても死んでいても噛み合わせから痛みを引き起こす可能性があります。
噛み合わせも変化しているので痛みが出たりすることもあります。基本的にしばらく様子を見たり噛み合わせを調整していくことで様子を見ていきます。
そして入れてからしばらく経っているのに痛むケース。
それにも神経が死んでいる歯なのか生きている歯なのかが重要です。それにより原因が変わってきます。
神経が生きている場合
神経が炎症を起こしている可能性があります。
このように歯には神経があります。
そしてセラミックは場合によっては金属より削る場合があります。
そうなると削った刺激により炎症を起こしたりするのです。
ズキズキ痛い、やたらしみる。そうなると神経をとることになります。
神経が死んでいる場合
根っこの先の膿が悪さをしている可能性があります。
セラミックをかぶせる前に神経が死んているはであればしっかり根っこの治療をし直す必要があるのですが、それができていない。
あるいは根っこの治療を行ったけど十分に行えなかった
この場合はしっかり根っこの治療をし直す必要があります。
神経が生きてても死んでてもどっちでも考えられる可能性はやはり噛み合わせです!
セラミックが入る前、仮歯は割れたり外れたりしてませんでしたか?
セラミックになったことで割れなくはなりましたが、その分根っこに負担がかかっているのです。
・マウスピースを入れる
・再度、様々な動かし方を見て噛み合わせを調整する
です。
噛み合わせでなにより大事なのは犬歯の位置関係です。
このようにカチカチ以外の横移動の際、犬歯だけが当たって他が当たらないのが理想的です。
そうでなければ余分な力がかかってしまいます。
被せ物で形を変えて当たり方が変われば負担も減りますが、このような当たり方をしていない場合矯正を行い改善するのがベストなのです。
セラミックのみならずオリジナルの歯も長期的な安定はこのような当たり方が大切です!
あとは
・歯周病が進んでしまっている
・根っこが割れちゃっている
・根管治療した根っこの膿が再発した
などが考えられます。
急にいけない場合は痛み止めで凌いでから、歯医者さんにいきましょう! では!
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