生え変わりが内側から出てきたけど歯並び大丈夫?
投稿日:2023年2月14日
カテゴリ:院長ブログ
こんにちは いぬい歯科クリニック 院長の乾です。
本日は生え変わりの話。
まず最初に生え変わりが起こるのは5〜7歳くらいです。下の前歯が生え変わるのですが、その時内側から出てくることがよくあります。
ちょうどこんな感じですね。
内側から生えてくることはよくあります。
歯並び大丈夫!? って言われますが大丈夫です。
そもそもなぜ内側から生えてくるの?
顎の骨の成長がゆっくりで小さめなので内側から生えてくるわけです。
生える前の永久歯は、乳歯の根の内側に位置するのが一般的です。生えかわりの際、乳歯の根は永久歯の成長にともなって吸収され、永久歯は吸収された根の部分に沿って萌出します。
しかし、永久歯は乳歯と比較して歯のサイズが大きいため、並ぶスペースが不足していると歯のアーチから外れ、スペースがある内側に生えるケースがあるのです。
永久歯が内側から生える症例は6歳前後に生えかわる下の前歯でよくみられます。
内側から生えてきたら?
内側から生えてきたときにどうしたらいいか?
基本的には経過を見ていけば大丈夫ですが、チェックしたいのはぐらぐらしているかどうかです。
わりと揺れているのであれば大丈夫です!
しかし全然揺れていないのであれば、歯医者さんに行って抜いてもらう必要があると思います。
でもこの写真のケースは綺麗に並ばないと思われます。
内側から生えてきたとしても、前の乳歯が抜けたらそのスペースに大人の歯は移動します。
しかし、スペースがなければ綺麗には並びません。
では綺麗に並ぶためにはどのような歯並びがいいのか? それはすきっ歯です。
前歯は永久歯の方が乳歯より大きいです。 ちなみに奥歯は逆です。
なので綺麗に並んでいるようでも乳歯の時点でスキマなく並んでいるケースは基本的に綺麗に並びません。もっというと前歯が生え変わってガタガタになったら、犬歯が生え変わったとしても矯正をしなければ自然に綺麗になることはほぼありません。
このような歯並びが理想的ですね。
すきっ歯にするにはどうすればいいの?
乳歯が生えそろった3歳くらいから生え変わるまで、しっかり噛みましょう! 4歳からガムもいけますが、基本的には普段の食事をたくさん噛むことが大切です。
それでもスペースが足りない場合は矯正治療を行いましょう!
なので生え変わりまでしっかり噛んで備えましょう! では
■ 他の記事を読む■