根管治療の仮蓋が痛いのはいつまで?
投稿日:2023年10月18日
カテゴリ:院長ブログ
こんにちは! いぬい歯科クリニック 院長の乾です!
本日は、根っこの治療をしている時の仮蓋が痛いとネットで上がっていたので、答えていきたいと思います!
まず根っこの治療をおこなっている期間は再治療ができるので外せるような仮の蓋を詰めています。
根っこの治療中、痛いのは
1、ふたに問題がある場合
2、根っこの炎症が強い場合 です。 解説していきます。
1、蓋に問題がある。
これはフタが高くて噛み合わせが必要以上に強く当たる場合は当然痛みが出ます!
もしくはフタが外れて、食事が中に入った刺激で痛みを引き起こす場合などです。
適切な蓋をし直すことで解決すると思います。
ちなみに仮の蓋は30分ほどは柔らかいので治療直後の食事には注意してください。
またあくまで仮なので、放置していると間からばい菌が入ってまた中の膿がひどくなってきます。
そうするとまた痛みが出てきますし、虫歯が進行しやすいので中断は気をつけてください!
治療は1週間以上はあまり開けずにテンポ良く治療に行きましょう!
2、歯に炎症がある場合。
まあこっちがほとんどだと思います。
根っこの治療中はいろんな痛みが出てきます。
・神経がとりきれていない場合
根管治療はこのようにファイルと呼ばれる釘のような器具を使って治療をおこなっていきますが、
なかなか綺麗に器具が先まで到達して、中の神経を取り切ることは1回で行ける場合もありますが奥歯はかなり難しいです。奥歯にいけば行くほど根っこの数も多くて、中の構造は複雑です。
顕微鏡を用いれば、目で見てわかりますが手探りならなおさら神経が取れているかわかりません。歯の神経がとりきれておらず、残存していれば、まあ痛いです!!
この場合は期間というよりかは、とり切れるまでですね。
上手な先生なら1〜2回で。 上手くない先生ならなかなか違和感は取れませんが、痛み自体が落ち着いてくるのは週1回通って1ヶ月以内で落ち着いてくるのではないかと思われます。
・根っこの先の膿が活発
膿が炎症を起こすと痛いです。神経をとっていても、噛んだ刺激が根っこの先に伝わるので痛いです。
この場合は何回か治療に通って、根っこの先を薬剤で洗って綺麗にして炎症をおさえていけば止まります。神経を取った時と違って、ちょっとずつしか痛みがひかないんですね〜。辛いですが・・。
投薬を繰り返して、1〜2日ごとくらいで通院して1週間ほどでかなり痛みは治ると思います。
・根っこの先の傷
先ほどもこのような図を紹介しましたが、この器具で神経を掻き出すと、切断した神経部分は傷になっているわけです。
そこは根っこの先で、これも噛んだら痛いです。
根っこの治療が終わり最終的なお薬を入れた後痛みが出るのもこれと同じ原理です。
この場合は、日にち薬で1週間前後で改善してくると思います。
ただし根っこの先が瘡蓋になっているので、ドクターがあまり触らないようにした方がいいです。
いかがでしたか?
いぬい歯科なら保険でも顕微鏡を用いて治療をおこなっているので、術後の痛みの期間は短く精度の高い治療を安価で受けられます!
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