歯をぶつけたらどうなるの?
投稿日:2023年3月7日
カテゴリ:院長ブログ
こんにちは いぬい歯科クリニック 院長の乾です。
本日は歯をぶつけたらどうなってしまうのか? その疑問にお答えします。
そもそも歯をぶつけたら起こる弊害は?
1、ぐらぐらする
2、神経が死ぬ
3、歯が脱臼する
4、歯が折れる
5、歯が溶ける です。 では順番に解説していきます。
1、そもそも歯がぐらぐらするのは、歯の周りの歯根膜と呼ばれるクッションがあるからです。
ぶつけたことにより、ここの動揺が大きくなります。
一時的に噛んで痛いのはこのクッションが炎症を起こしているからなんです。
2、歯をぶつけた衝撃で神経が死んでしまうことがあります。
痛みがなく死んでしまい、何ヶ月か経ってからぶつけたところが黒く変色してきます。
こうなると神経が死んでいるので、根っこの治療が必要となります。
根っこの治療後、被せ物を被せるか、黒い歯を漂白するかはドクターとの相談ですが、僕なら削る量は最小限にして漂白をオススメします!
3、歯の脱臼
シンプルに衝撃で歯が抜けることですね。
抜けた時に気をつけて欲しいことがあります!!
★抜けた歯は乾かさないでください。先ほどの歯根膜が乾いてしまうとつかなくなります。
水か牛乳につけておいてください。
綺麗にしてそのまま抜けたところに戻すのもありですが、痛いですし、方向も歪むかもしれないので保存して歯医者さんに持っていってください
4、歯が折れる
抜けてはないけど折れた場合、どれくらい折れたかによって処置が変わってきます。
①、少しだけ折れた場合
研磨するか樹脂での修復となります。
②、こんな感じで神経が出てきた場合
神経をとるか、保存するか。ドクターとその状況によります。
③根っこがおれた場合
抜歯するか、場合によってはそのまま放置するという考えもあります。ドクターと相談です。
5、歯が溶ける
ぶつけた衝撃で時間が経ってから、歯の内部が吸収してくることがあります。
こうなるとなかなか保存が難しいです。抜歯を検討しなければなりません。
以上です!
ご自身に当てはまる場合はどれか照らし合わせてみてください!
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