歯科でのマイクロスコープの効果は?
投稿日:2022年9月29日
カテゴリ:院長ブログ
こんにちは、いぬい歯科クリニック 院長の乾です。
本日は当院でも導入しているマイクロスコープはどのような効果をもたらし、使うことで何が違うのかを説明させていただきます。
まずマイクロスコープという顕微鏡があれば肉眼ではなかなか見えない細かな部分もしっかり見えます。
主に根管治療で使用します。歯の根管は複雑な形態をしており、一人一人微妙に形が違います。
神経をとったけど違和感が残る、噛んだら痛いなどの症状は大抵神経が残っていることが多いです。しかし手探りでの治療となれば割とすぐ限界がきます。
言うなればコーンスープの缶でコーンを取り除いていくようなもの。
コーンが残っていれば痛みや違和感が残ります。上から覗いてピンポイントでとらなければ、時間もかかります。手探りだと何回も水で洗って手探りで出すしかないですよね?
あと上からじゃないとほぼ不可能なアプローチもあります。
こんなの顕微鏡で覗きながらじゃないと絶対無理です!
なので覗きながら治療することはそれほど効果も、価値もあるのです。
他の治療でもその効果は発揮されます。まずは虫歯の治療
ここまで拡大されると虫歯が残っているのか、全て取れたのか。または虫歯になっているかどうかもかなり鮮明にわかります。
これにより、むやみに歯を削ったりすることや、誤診がなくなるのです。
まだあります。
被せ物と歯の境目が虫歯になっているかどうか、顕微鏡にて確認することで診断がつきます。
レントゲン写真では写ってこない虫歯も多いです。神経を取っている歯であれば虫歯が進んでも痛みはほぼ出ません。 そして銀の被せ物では色も変わらないので外からの判別が難しいのです。
顕微鏡での治療は自費が多いです。
当院では保険範囲内で無償にて顕微鏡を用いて治療を行なっております。(一部有料)
他院にて抜歯と言われた歯でも残せることもあります。お気軽にご相談ください。
inui-dc.jp
06-6310-6789
吹田市千里山月ヶ丘16−1
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