虫歯治療の保険の費用ってどれくらいかかるの?
投稿日:2022年9月5日
カテゴリ:院長ブログ
こんにちは
いぬい歯科クリニック 院長の乾です。
歯医者に通うとなるとお金がかかりますよね。
保険診療は当然ながら全国一律なのでどこの歯医者で治療を受けても値段は基本変わりません。
ただし歯科医院の病院の体制によって初診料や再診料は違いますし、診断に至るまでの撮る資料であったり、虫歯の大きさによって金額は変わってきます。
なので虫歯治療においての保険点数と金額を説明します。
まず削って、光によって固めて詰めるコンポジットレジンでの保険診療での虫歯治療は歯1本につき
単純窩洞(歯の一面のみの形成・充填)なら最低245点 3割負担の患者さんなら740円
複雑窩洞(歯の二面以上の形成・充填)なら最大373点 3割負担の患者さんなら1120円となっております。
またあまり使われないですがグラスアイオノマーセメントでの充填では歯1本につき
単純窩洞なら最低196点 3割負担の患者さんなら590円
複雑窩洞なら最大259点 3割負担の患者さんなら780円となっております。
グラスアイオノマーは詰めたあとフッ素を放出したりなどのメリットもありますが、その違いについてはまた別の機会にお話ししますね。
また保険の詰め物は削る範囲が大きくなれば、インレーにすることもあります。その場合は
パラジウム合金の銀色の金属は型取り代 303点 3割負担の患者さんなら910円 詰め物代は現在の金属の価格だと 692〜1165点 3割負担の患者さんなら 2080〜3500円
また保険でも条件付きで算定可能となった CAD/CAMインレー(保険での白)なら型取り代が208点 3割負担の患者さんなら630円 詰め物の費用は1045点 3割負担の患者さんなら 3140円です。
ちなみに2022年9月時点での費用なので保険点数は定期的に上下します。
なのでまとめると30分1枠でのアポイントなら虫歯治療を行うとなると1〜3本くらいが妥当なので一回の治療はCR充填なら3000円くらい。詰め物のセットは2本なら7000円くらい。再診料や月初めにかかる歯科疾患管理料も含めるとプラス1000円多く持っていきたいところですね。
治療には費用はかかりますが、一番は治療にならずにメンテナンスで口腔内をいい状態に保つことが大切です。
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