他院で抜歯と診断された歯を根管治療で保存した症例
他院で抜歯と診断された歯を根管治療で保存した症例
こちらの患者さまは右下の歯が痛いとのことで来院されました。右下6~8は虫歯になっており、8番は抜歯、6、7番は頬側、舌側にフィステル(歯根の先端に起きる炎症が原因で歯茎にできる白いできもの)ができており、他院で抜歯と言われたとのことでした。患者さまと相談し、根管治療を行って治療する計画を立てました。
根管治療の実施
当該歯の根管治療を行い、細菌の繁殖スペースを残さないよう、根管の奥までしっかりと充填剤を入れました。
現在の口腔内写真
他院で抜歯と診断された歯ですが、根管治療によって症状を改善することにより、抜歯を回避できました。根管治療後はフィステルもできず、経過は良好です。
根管治療前後の比較
年齢・性別 | 80代 男性 |
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治療期間 | 1ヵ月 |
治療回数 | 根管治療:5回 |
治療費 | 保険診療でCT 約3,000円(3割負担) 保険診療で根管治療 約5,000円/1本(3割負担) |
リスク・注意点 | ・再発する可能性があります |