出っ歯じゃないのに口が出てるのはなぜ？

こんにちは　いぬい歯科クリニック　院長の乾です。

本日は出っ歯じゃないのになんで口が出ているの！？という悲痛な訴えに対して考えていきたいと思います。

出っ歯ってなに？

出っ歯とはどういうことを言うのでしょうか？

前歯が飛び出してしまっている状態のことですが、もう少し細かく解説します。

理想的な噛み合わせはこのように１本と２本が噛み合っていて下の犬歯と第一小臼歯（３番目と４番目）の間に上の犬歯（３番目）が覆い被さるような状態です。

そのバランスが崩れて上が前に出ている状態を上顎前突と言います。

奥歯は正常でも前歯だけが外に飛び出しているケースもあります。

そして顔との調和ですがこのEラインを超えていると出ているという診断となります。

口が出ているのはどういうこと？

口が出ていると言うのは上だけではなく下も出ている　いわゆる『口ゴボ』です。

出っ歯も口ゴボも骨格的に出ているのか、歯だけが出ているのかで原因や矯正をする際の難易度がかなり変わってきます。

また矯正で歯を抜くか抜かないかの治療計画を立案する際にもこの口元の突出は大いに関係します。

歯を抜かずに並べると言うことは広げるか前に出すか後ろに送るかなどしてスペースを確保しなければなりません。

なので抜歯せず並んだとしても上下が飛び出た歯並びで終わっても仕方がありません。

これは果たして成功と呼べるでしょうか？

なので顔の調和と合わせて並べることがとても大切なのです。

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