親知らずの抜歯は上と下どっちが痛い?
投稿日:2023年10月11日
カテゴリ:院長ブログ
こんにちは いぬい歯科クリニック 院長の乾です!
本日は親知らずの抜歯は上か下どっちが痛い?との質問にお答えします。
ズバリ、下の方が痛いです!ただケーズバイケースです!
その理由を解説していきますね!
まっすぐ生えているケースでは?
まっすぐ生えている親知らずをすんなり抜歯するケースであれば、上下とも抜歯してもそれほどの痛みはありません。痛み止めを飲めば痛みは抑えられると思います。
この画像の一番左の上下の歯は親知らずです。これらですと抜くのも早いし、痛みも少ないと思います。
難抜歯の場合は?
問題は少し抜きにくい場合です!
このような親知らずであれば切開をおこなったり、歯を何個かに削って分割する必要も出てくると思います。
時間がかかったり、切開や骨を削ったりすることをすればするほど、術後の炎症は大きいのです。
つまり難しい親知らずほど痛みは大きくなるのですが、下の親知らずの方が圧倒的に横向いていたりするケースが多いです。
なので下の方が抜いた後痛みが出ることが多いのです。
また、上下の骨の質の違いもあります。
上顎の骨は柔らかいですが、下顎の骨は硬い為、抜歯後に痛みを伴う確率が高いです。
ただ、体質にもよりますのでそこまで怖がらなくても大丈夫ですが、怖い場合はそのリスクや、抜歯するペースや一度に抜く本数などを主治医の先生と相談するのが大切だと思います!
そして、抜歯当日などは術後や夜に早めに痛み止めを飲むことをオススメします!
抜歯した後は腫れるの?
それも体質や、どれだけ抜歯に時間がかかったか、抜歯の際に手を加えたかなどで変わってきます。
歯ぐきをカットした場合、あざや腫れを引き起こすことがあります。
ピークは抜歯後、2〜3日です。それが過ぎれば腫れは治まってきますし、アザもだんだん青い状態から黄色に変わり、位置もだんだん下に下がって治まってきます。なので安心してください。
抜歯後の痛みはどれくらい続くの?
抜歯した後、もし痛みが強い場合はどれくらい続くの? とのことですが
2〜3日から1週間まで続く場合があります。
その場合も痛み止めを服用し、痛みが強い場合は1〜2日ごとに歯医者さんで洗ってもらうと治りが早いです。
また冷やすのもいいですが、あまり冷やしすぎると血流が悪くなり治癒が遅くなるので冷やしすぎには注意しましょう!
また痛みが続く場合、傷口のかさぶたが取れたドライソケットになっている場合もあります。
かさぶたが取れて骨が露出されている状態なのですが、そうなると痛みが治らずジンジン自発痛が続くので歯医者さんにて処置を行ってもらいましょう!
抜歯後に出血が止まらないんだけど?
炎症が大きい場合の抜歯や、血液をサラサラにするお薬を飲んでいる人の抜歯は血が止まりにくく、
止まってからも出血しやすいです。
その場合はとりあえず歯医者さんからもらった滅菌済みのガーゼをしっかり噛んでください!
指でもそうですが、傷からの出血は圧迫したら基本は止まるので押さえるか噛むかしましょう!
触って血が出る、唾に血が混じる程度は問題ありません。
割とダラダラ出る場合はまた歯医者さんに行って、縫合などをして止めてもらいましょう!
必要な抜歯を行い、大切な歯を守り健全な口腔内を維持しましょう!では!
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