出っ歯を自力で治す方法
投稿日:2022年9月8日
カテゴリ:院長ブログ
こんにちは いぬい歯科クリニック 院長の乾です。
歯並びは大人も子どもも皆さん気になりますよね。
そんな出っ歯を自力で治せるか 皆さんの疑問に真剣に考えてみました。
結論から言えば、歯は動くけどかなり難しいと思います。
歯はどうやって動くの?
歯は弱い力を持続的にかける事により移動します。何時間必ずと言うわけではないです、1時間ずつでも動くとも言われています。マウスピース矯正の場合は1日20時間以上の装着が必要です。
また歯を適切に移動させる最適な力は動かし方にもよりますが
傾斜移動 (倒れて移動) 50~75g
歯体移動 (平行移動) 100~150g
直立 75~125g
回転 50~75g
挺出(引っ張り出す) 50~75g
圧下(歯を埋め込む) 15~25g です。強ければいいと言うものでもないのです。
また動かせる正常量h1カ月に動かせるのはおよそ0.5mmから1mmです。
ただし、前から押したとしても歯並びが詰まっていれば動きません。横に広がるかと言えばそう言う力をかけないとそっちには動きません。下との噛み合わせでロックされているので下にも同様の力をかけなければ動かないでしょうね。
また割り箸を使えば動くという話もあります。
指で動かすのがしんどくても割り箸を使ったら動くかもしれませんが、噛み合わせに変な隙間が開いたり、変に歪んだりする可能性もありますのでおすすめはしません。1本1本を狙い通り、適切な力をかけなければ予想通りの結果は得られないのです。
出っ歯の原因が悪癖ならMFTを使えば可能性はあるかもしれません。
つまりは舌の癖により歯が動いてしまっているなら舌の動きを適切にすることで改善すると言う事です。
この位置にベロの先っちょがついていることが大切なのです。
なので割り箸で意識づけを行います。
また割り箸を使っての筋トレは
舌とスティックの両方で3秒間押し合う。
スティックを離し、力を抜いて口唇を閉じて休む。5~10回繰り返す。
このように割り箸を使ってベロの筋トレを行います。
子どもの出っ歯を治すには?
大人より噛み合わせ、歯並びが変わりやすい子どもの方が歯は動きやすいのですが、子どもの出っ歯を治す方法を考えました。
もちろん矯正が確実ですがそもそも子どもで出っ歯ということは
・お口ポカン
・指しゃぶりなどの癖がある と思います。
指しゃぶりは3歳から改善する必要があります。そして、指しゃぶりを辞めると出っ歯は改善します。
そしてお口ポカンはトレーニングにて改善していきましょう
・まずはガムを口を閉じて毎日噛んでください。
・口にテープを貼りましょう
・鼻が詰まっているのであれば耳鼻科にて治療しましょう
鼻づまりやいびき、寝相の悪さは当院の矯正からも改善できます!
まあ、今回も一番は大人しく歯医者に行って、治療を行うのが一番という結論になりました。(笑)
ご自身のお身体のことなのでケチらない方が良いと思います。
他院にて断られたケースでも当院であれば矯正可能ということもありますので、セカンドオピニオンにもお気軽にご相談ください。
では。
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