顎が外れた時の直し方
投稿日:2022年9月10日
カテゴリ:院長ブログ
外れた顎を治すやり方は 下に下げて奥に入れてください!!!
そのまま後ろには絶対に押さないでください!!!!
こんにちは いぬい歯科クリニックの乾です。
顎が外れた人はまずは上の通りにやってみてください。
次に解説です。
顎のメカニズム
顎が開くときは、まず顎関節は回転が起きてから前へと滑走運動を行います。
お口を大きく開ける際、途中から耳の前が膨らむのは下顎頭が前に動いている為です。もしよかったらお口を大きく開けるときに、耳の前を触ってみてください。
関節円盤と呼ばれるクッションがあるので基本的には元に戻りますが、
大きなお口を開けすぎたり、クッションの関節円盤がズレてつっかえてしまうと戻らなくなることがあります。
顎が外れるということは図の下顎頭が関節結節を超えてしまい戻らなくなってしまっている状態です。
治し方は?
なので戻す時の方法としてそのまま後ろに引っ込める動きをしてしまうと下顎頭が関節結節に引っかかっている状態なので、痛めたり、最悪の場合下顎頭が骨折してしまう可能性があるのです。
なので下に下げて、後ろに押してください!
痛みや違和感がそのあとも続く場合
顎が治った後も噛み合わせが悪い、違和感がある場合。簡単にできるストレッチもあります。
1日経っても噛み合わせが悪い、痛みが強いなどの方は口腔外科のある歯医者さんに診てもらった方がいいでしょう!
いわゆる顎が外れて閉じなくなる顎関節の脱臼ですが、そもそもどのような人がなりやすいのでしょうか?
脱臼しやすい人
・顎を酷使する人
顎を酷使して筋が痛んだり、一回外れた人はなりやすいです。
・高齢者
筋力低下が起こっていたり、顎を引っ張っている靭帯が緩みやすい高齢者の方は起きやすいです。
顎が外れても、焦らず冷静に対処してください! では!
■ 他の記事を読む■