親知らずの虫歯は抜く? 抜かない?
投稿日:2023年2月3日
カテゴリ:院長ブログ
こんにちは いぬい歯科クリニック 院長の乾です。
本日は、親知らずはよく虫歯になるのですが虫歯になったら抜かないといけないのか。
その疑問にお答えします。
そもそも親知らずとは8番目の歯です。
一番奥で磨きにくいので虫歯になりやすいです。
ここで抜くか抜かないか論争が起きるわけなのですが・・
僕個人の意見としては親知らずによります!
ますは横向きに生えていて、噛んでいない親知らずは抜歯した方がいいです。
理由は3つあります。
1、噛んでいないので使い道がない
2、手前の歯が虫歯になると厄介
3、汚れが溜まって口臭の原因や腫れる可能性あり。
また腫れたら1週間くらいは痛みが出てしんどいです。
しかし真っ直ぐに生えている親知らずは必ずしも抜いた方がいいとは限りません。
親知らずを残すメリットがある場合は虫歯治療して残します。
親知らずを残してメリットが高い場合は
1、噛み合わせが均等に当たっていない場合
2、手前の歯が神経を取っている場合
3、矯正での戦略
4、リスクを踏まえた上で患者さんが残したい!と希望した場合です
1、噛み合わせが均等に当たっていない場合
特に前歯が当たっていない場合は奥歯に負担がかかりやすいです。
その場合、奥歯の支えは少しでも多い方がいいです。
2、手前の歯が神経を取っている場合
親知らずが真っ直ぐ生えてて、手前の歯が神経を取ってしまっている場合、手前の歯はもしかしたら親知らずより寿命が短い可能性があります。
抜歯になった場合、保険でもブリッジとして使えます。
もしくは移植する先生もいてます。
移植とは一度抜いて、別のところに植えて定着を図ります。
3、矯正での戦略
出っ歯の人は親知らずの手前の7番目の歯を抜いて歯を並べることがあります。
その場合は親知らずを残しておくことが大切なのです。
4、患者さんが熱望した場合
これは尊重するだけです。
しかし若い人で、手前までの歯がまっさらの場合は普通に抜くことをオススメします。
単純に磨きにくい歯ですから、抜いた方が磨きやすいですよね?
つまりは
・残すのであればしっかり磨いて糸ようじもしっかり通す。 それができないのであれば抜く。
シンプルにこれでいいと思います! ドクターによって抜歯の基準は全然違います。
なので自分はこうしたいと、しっかり自分の意見を伝え、相談しましょう!
では
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