歯の神経はなぜ死ぬの?死んだらどうなる?
投稿日:2018年4月20日
カテゴリ:院長ブログ
こんにちは いぬいです。あったかくなってきたのを通り超えて暑くなってきましたね!歯の中の空洞には神経が入っています。それが死ぬことがあります。なぜ死ぬのか、死んだらどうなるのかを分かりやすく説明させてもらいます。
まず歯の構造について。このようになっています。歯の中心には歯髄と呼ばれる神経が入っています。ではこの神経がなぜ死んでしまうのか。
1、虫歯
虫歯が進んでズキズキ痛みがでてくる場合、神経にばい菌が感染することにより痛みがでます。そうなると保険診療では神経を全部取らないといけません。痛みがでなくても神経の近くを治療することにより神経が炎症を起こして痛みがでれば、また神経を取らいないといけません。その痛みは1週間や数か月遅れて出てくることもあります。神経を取る原因の一番多いのは虫歯です。
2、かみ合わせ
過度な力がかかることで神経が死んでしまうことがあります。痛みを伴わない場合があるので要注意です。
3、ぶつけたりなどの外傷
かみ合わせの時と同じです。前歯をぶつけて、数か月後前歯が黒くなったりしたら神経が死んでいる可能性が大きいです。
では死んでしまった場合、歯はどうなるのか。木でいえば枯れ木のようになります。使えるが、神経から栄養がいかないので歯がもろいです。なのでそのままでは色が変わっていったり、われたりしやすいです。
だから長く使えるようにかぶせ物できれいにふたをする必要があるんです。ただしかぶせ物にするにあたって、もちろんきれいに根っこの治療をしないと、根っこの先で膿をつくってしまいます。はじめはできものができたり、かむと違和感程度ですが、症状が大きくなると痛みが出たり、かなり腫れる場合もあります。
そしてきれいなかぶせ物をいれて、さらにそれを毎日きれいに磨き続けないと保険の材料は劣化しやすいです。自費じゃないとダメではないですが、汚れは付きやすいので日ごろのメンテナンスはしっかり行いましょう。
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